【質問と解答】

Q:最近担当の編集者さんととてもギスギスした関係が続いており、電話口でも言いたいことが巧く伝えられていない状況です。
 その担当さんはかなり大手の作家さんを何人も抱えていて大変お忙しい方だというのは重々承知してはいるのですが、やはりこちらから出したものに反応や意見が返ってこないと不安にもなったりします。
 少し傲慢かもしれませんが、私はもうあと1歩でデビューできるところまで来ていると思うのでもっと積極的に連絡を取ってくださる担当編集者さんについていただきたいと思っています。
担当さんを替えてもらう場合にはどういう順序で話してゆけばよいのでしょうか。直接電話で雑誌の編集長さんと話をしてみても良いのでしょうか。


A:人間関係のことですから、ケースバイケースで、「これが正解だ」的な答えはありません。ただ、その編集部で今後もやっていくつもりなら、担当を替えてもらうにしろ、今の担当編集の方と険悪な別れ方をしないほうがよいでしょう。編集部のパーティーやイベントで顔を合わせることもあるでしょうし、ひょっとしたらその方が将来編集長になるかもしれません。ですから、相手が悪いと思っていても、担当編集の方に「(担当)さんは今お忙しいようですから、だれか他にネームを見ていただける方を紹介していただけませんか」と、下手に話を振ってみてはいかがでしょうか。本当に手が足りない状態なら、快く他の編集 者を紹介してくれるでしょうし、そうでなければ反省して今後はまめに連絡をとってくれるかもしれません。担当を飛び越えて編集長に直接話をするのは、「言いつける」ことになりますから、しこりを残すことになります。
 ただ、今述べたことは一般論で、担当の方の人柄が粘着質だったり、編集長の度量次第では、直接編集長に話すほうがよい結果を生む場合もあるかもしれません。ただ、あなたが編集長をよく知らないならば、やめておいたほうが無難でしょう。同じ編集部である以上、担当が替わっても今後も付き合いがあると考え、慎重に対処してください。

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