【質問と解答】
Q:以前聞いた話なのですが漫画を投稿した時、その人は賞 には落選したそうなのですが、内容をそっくりそのまま別な作者さんにパクられたそうなのですが、そういうことはよくあることなのでしょうか?
もしあるのだとしたら夢も希望もない話です。自分の作品を守る方法はないのでしょうか?
A:盗作を防ぐためには、客観的に日付のわかる形で控えをとっておくくらいのことしか考えつきませんが、そのお聞きになった話はあまり信憑性があるとは思えません。お友達の体験談なら別ですが、「友達の知り合いが〜」とか間接的に聞いた話だと、都市伝説のようなものか、あるいは被害妄想ではないでしょうか。
「内容をそっくりそのまま」というのが、実際にどの程度のことを言っているのかわかりませんが、設定やネタが似ることは珍しいことではありません。自分では斬新な設定だと思っていても、同じようなことを考える人間は必ずいるもので、すでに過去に同様の作品があったり、同時期に複数の作家で設定やネタがかぶったりします。マンガ賞でも、同じ回に似たネタが2〜3本あったりすることがたまにあります。大抵は、発想のきっかけが(意識的にしろ無意識にしろ)、その時期のニュースやテレビ特番だったりするからでしょう。
本当にネームまでそっくりそのままパクられたとしたら、そのパクられた投稿者は逸材じゃないですか。ふつうの編集者なら、他人のネームをパクるようなプライドも才能もない作家さんを守るより、その投稿者を発掘するほうが有意義だと考えますよね。
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