【質問と解答】

Q: 私は四年生ぐらいから漫画家になりたいと感じ始めました。
今は五年生なのですが、「小説家に向いている」といろんな人に言われます。
それでも、漫画家になりたいなら自分の意思を貫き通したほうがよいのでしょうか?


A:まだ小学五年生なら、いろいろな可能性に目を向けていい時期だと思います。将来の目標に向けて自分を磨くことは良いことですが、ひとつの進路に かたくなに凝り固まる必要はありません。今しかできないこと、つまり学校の勉強やクラブ活動、スポーツなどにうちこんだり友達づきあいを大切にすることも、 きっとあなたの将来(それがマンガ家であれ、別のものであれ)の肥やしになります。
 さて、「小説家に向いている」と言われるのは文才があるということでしょうか? 文才があることはマンガ家を目指す上でも、プラスになりこそすれマイナ スにはなりません。マンガと小説はクリエイティブな活動としては近い位置にあるものです。現に小説家やエッセイストとマンガ家を両立させていらっしゃる 方もいます。小説がきらいなら別ですが、今は多くの可能性の ひとつとしてマンガ家も小説家も両方視野に入れていてもよいのではないで しょうか


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