【質問と解答】

Q:本格的に描く前に色々勉強しているんですが、分からない事があるので質問させていただきます。
 まず文字の所にトーンを貼ります。そしてそこに文字を鉛筆で書きたいのですが、トーンの上から書いてしまうのでしょうか? あと、よく言葉の最後に書いてある縦線の棒はなんなのですか? あと、それも書いたほうがいいのでしょうか? 初心者でよく分からなくて…。

A:トーンの上に入る文字は、直接トーンに書き込まないでください。原稿の上にトレペ(トレーシングペーパー)をかぶせてメンディングテープもしくはセロハンテープで留め、そのトレペに鉛筆で書き込みます。
 言葉の最後にある細い縦線は「ダーシ」と言います(「ダッシュ」とも言いますが、「'」と紛らわしいのであまり使わないようです)。印刷用語で表罫(オモテケイ)という0.1〜0.2ミリ幅の線を使うので、そのまま「オモテケイ」とか「オモテ」とも言います。会話の中断や間(ま)を表現する記号です。通常、マンガの会話の中で使う時は2倍ダーシ(オモテケイ2字分)を使いますが、文末なら余韻を持たせるために3倍ダーシ(オモテケイ3字分)を使うこともあります。言葉として発音されるものではありませんが、このダーシも立派なセリフの一部です。会話の演出上、必要性を感じれば、必ず表記してください。


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