【質問と解答】
Q:今年の9月で18歳です。描きたいストーリーが思いついて最近物凄く漫画家になりたくなってきたんですが、気付けば絵なんてロクに描いた経験がない上に、「漫画」って本当に専門的な技術・知識が必要ですよね。その上競争率高いし…。そう考えると、急に尻込みっていうか、絶望感しかないです。来年は世間一般じゃ就職の歳だし…ハタから見れば、ただの「夢見る夢子ちゃん」ですよね…現実を直視したほうがいいですか? 厳しく突っ込んでください。。。
A:やってみないうちから尻込みするようなら、普通に就職して漫画家をあきらめたほうが無難です。あなたは18歳で漫画未経験ということを気にしているようですが、20歳どころか20代半ばを過ぎてからプロを目指してマンガを描き始める人もたくさんいます。それで、実際に人気漫画家になっている方も、私が編集をしている雑誌にいます。一部の幸運と才能の持ち主を除いて、大抵の漫画家は度重なるボツや雑誌からの引導宣告などさまざまな挫折を経験しています。そこであきらめるか、あきらめずに一歩でも前に進むべく作品を描き続けられるかがプロになれるかそうでないかの差です。本気でプロになりたいならば、才能の差も努力と経験を重ねることで埋めることができます。プロ漫画家へのスタートラインに立てるかどうか、まずは入門書を頼りにまず1本描いて持ち込みしてみてはいかがでしょうか。「夢見る夢子ちゃん」で終わるかどうかはあなた次第です。ただし、最初に言ったとおり、ハンパな気持ちなら、漫画道に足を踏み入れない方が楽な生き方ができますよ。
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