【質問と解答】

Q:印税について質問した者です発行部数とは本屋が仕入れた数量? それとも本屋さんから先の読者に売れた部数なのでしょうか?

A:どちらも違います。発行部数とは製造数のことです。印刷・製本された製品(単行本)は、ほとんどは日販(日本出版販売会社)やトーハンなどの出版取次会社(出版販売会社)を経て全国の書店に納入されますが、出版社在庫を持っていれば、それも発行部数に含まれます。「発行部数=製造数=全国の書店の総仕入れ部数+出版社・取次会社の在庫」 というわけです。ですから、仮に10万部発行して5万部しか売れなかったとしても、10万部分の印税が支払われます。
 なお、実際に読者に売れた部数は「実売数」と呼びます。新刊本が書店の店頭に並んで、しばらくすると在庫が返本されます。 納入数から返本数を引いた数字を実売数として算出します。ちなみに、この書店からの返本数と追加注文数から重版の有無(重版が決まった場合はその部数も)及び次の巻の発行部数が決まります。


その他のご質問は、フォームからお願いします。