【質問と解答】

Q:雑誌の投稿結果を読んでいて毎回思うのですが、どんどんデ ビュー者が出ていて、新人漫画家が大勢いるように感じます。という事は、今の漫画界は競争倍率がとても高いのでしょうか。私はまだまだデビュー出来るようなものではないのですが、いつか絶対にデビューして漫画家になりたい、という志は持っています。デビューをして最終的に漫画家として生き残っていけるような人とはどのような人ですか? やはり、大学へ行き、幅広い知識や色々な経験を積んだ人が漫画界を担っ ていくのでしょうか?

A:新人をふくめた漫画家人口は確かに多くなりましたが、以前に比べてると雑誌数も増えていますし、WEBや携帯等のメディアも広がって、漫画家の需要は増加していますので、必ずしも競争倍率が高くなったとおびえる必要はないでしょう。
 むしろ、そういう周囲の些細な動向に動ぜず、漫画家になるのだという強い意志を持ち続け、そのために努力し続けることができる人が最終的にプロとして生き残ると考えます。幅広い知識やいろいろな経験は確かに漫画を描く上で大きな武器になりますが、それら得るのは大学に限ったことではありません。大学に行くのはあくまで一手段ですので、他業種に就職して社会経験を積んだり、アシスタントをしながら映画や小説をたくさん鑑賞したりして蓄積した知識や経験も大きな武器になり ます。


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