【質問と解答】
Q:新人賞に投稿した作品がなかなか返ってきません。返却希望者には原稿を返却すると応募規定にはあったので、返却を希望し、返信用封筒に切手も貼り付けて同封したのですが、返却されないままそろそろ半年になろうとしています。一度、11月頃に電話で問い合わせたところ、「年内にはなんとか」という返事でしたが、年が明けて 1ヵ月経ちますが、なんの音沙汰もありません。再度問い合わせをしたほうが良いことは分かっているのですが、そのことで編集部での心証が悪くならないか心配です。
投稿者からの原稿の行方についての問い合わせ、というのは良くあることなのでしょうか。良くあることなら、安心して問い合わせもできるのですが。また、逆にあり過ぎて、ぞんざいに扱われるといったことはないでしょうか。ちょっとしたことがマイナス に働いてしまいそうで、身動きが取れなくて困っています。
A:原稿の返却に関しての問い合わせは、頻繁にあるわけではありませんが、たまにありますので怖じることなく問い合わせしましょう。感情的にならずに対応すれば、編集部の心証が悪くなることはありません。問い合わせて2ヵ月も放置というのは、編集部の怠慢ですが、電話の応対をしたのがバイトとかで新人賞の責任者に伝わっていないことも考えられます。再度の問い合わせ時には原稿の管理・返送手続きの責任者の名前を確認しておきましょう。
投稿原稿については、送付時の事故(郵便事故・配送事故)や出版社内での誤配(大手出版社では1日に万単位の郵便物を郵便課で仕分けし、当該部署に届けます)、編集部内での仕分け・管理ミス、担当編集者の怠慢など様々なトラブルの可能性(本来あってはならないことですが)などがあります。自衛策としては、投稿前にコピーを取っておき、受け取り確認のできる送付手段を選び、雑誌発表後はなるべく早く(編集者の記憶が新しいうちに)問い合わせをすることが肝心です。
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