【質問と解答】

Q:私は某雑誌で小さな賞を頂き、担当さんがついてくれています。本当に下の賞なのでデビューまではまだ遠く、投稿を頑張っているのですが、この間担当さんから「今週アシスタントで入れないか?」と突然連絡がありました。デビューもしていないような私にそのようなお話を下さってとても嬉しかったのですが、こういうお誘いはよくある事なのでしょうか? それとも、少しは私の力量を買って下さっていると思って良いのでしょうか? 

A:デビュー前の新人だろうが投稿中だろうが、アシスタントができる技術があると判断すれば、漫画家さんに紹介します。アシスタントと一口に言っても、大きな背景や効果などの高度な技術を要するものから、トーンのベタ張りやスミベタ、消しゴムかけなど初歩的な技術がしっかりしていればできるものまで様々です。それぞれの技術レベルに合わせて仕事が割り振られますから、デビュー前だからといってご心配なく。
 「今週入れないか?」というのは、レギュラー(専属アシスタント)ではなくヘルプ(その回限りのアシスタント)ということですね。急場で人手が足りないためにある程度の技術がある方に声をかけて回っているのでしょう。あなたがプロになった時に同じように編集者に「今回ヘルプを呼んで」とお願いすることも多々あるはずですから、お互い様だと思ってぜひ助けてあげてください。漫画家の先生やベテランアシスタントのプロのテクニックを間近で見られるチャンスでもあります。また、あなたが将来アシスタントを使う立場になった時、アシスタントの経験がなければ、どのように指示を出したらいいのか、アシスタントとのつきあいはどのようにすればいいかわからないでしょう? ですから、プロの漫画家になる前にアシスタントの経験は少なくとも何度かはしておいたほうがいいですね。


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