【質問と解答】
Q:漫画家志望の友人から、10回近く投稿しても一度も入賞したことがないのでどうすれば入賞できるかという質問をされてしまいました。友人は全て同じ雑誌に投稿していますが、いい結果を得たことはありません。私は友人より投稿歴が浅く知識もないので答えにつまってしまいました。持ち込みした先の編集者は、入賞できるレベルはあるので頑張れと言っているそうです。友人の投稿作品のストーリーやネームの出来の善し悪しはよくわかりませんが、デッサンやペン線は綺麗ではないかと思います。ただ、キャラクターの顔(絵柄というのでしょうか?)はその投稿先の雑誌にはなんとなく合っていないような気がして、それが原因で落選しているのではと思います。絵柄だけが問題で落選し続けることはあるのですか?
プロで活躍している人の中で、友人のように何度も落選したことがある人はいますか?
A:当該の編集部に持ち込みをしているのでしたら、どういう理由で落選したのか、どこが自分の作品に足りなかったのかを編集者に直接聞けばいいのではありませんか? 編集部員でしたら、新人賞の選考会議にも出席しているわけですから、評価の詳細を知っているはずです。絵柄についての判断もそこで答えが出るでしょう。
絵柄だけで落選し続けることがあるかというお尋ねに関しては、ありうるとお答えします。新人賞は、次代の雑誌を担う新人作家の発掘を目的としていますから、雑誌に合わないと判断されれば、どんなに技術があっても落選することがあります。
プロの落選歴はあまり記録に残らないのでよくわかりませんが、一つの雑誌で10回の落選はやや多いように思います。入賞できるレベルはあるという編集者の言葉から、技術は十分なのでしょうから、編集者のアドバイスを受けながら作品作りをするか、投稿先を切り替えてはどうかと考えます。
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