【質問と解答】

Q:1)担当編集者というものは、投稿者に見切りをつけたらそういった主旨の連絡をよこすものなのでしょうか。それとも、音信不通・・といいますか、向こうから一切の連絡がなくなった場合を指すのですか? もう1年近く連絡が途絶えた場合(私も、方向性の違いを感じたので連絡は入れていません)、見切られたと考え、他の雑誌に投稿してもいいのでしょうか。

 2)投稿者の身分であれば、色々な出版社及び雑誌編集部に投稿してもいいのでしょうか。

 3)同じ漫画雑誌に何作か投稿する際、PNを作品によって(例えば、ギャグ漫画・ストーリー漫画などで分けるとし)投稿することは、編集部サイドからすると迷惑なことでしょうか。統一するべきですか?

 4)担当がついていない投稿者の午後6時過ぎの持ち込みは、編集部では受け付けてくれないでしょうか。私事の為、中々5時前までの時間には行けそうにないのです。どうしても持ち込みに行きたいのであれば、こちら側で日時を調整して休みをつくり、行くべきでしょうか。

A:1)まず、新人で一年以上音信不通の場合は、もう担当とは言えません。当然、他誌に投稿してかまいません。
 見切りをつける旨の連絡を入れるかどうかは、状況次第です。互いに熱意を感じられなくなりフェードアウトしていくというケースが大半だと思いますが、熱心にネームを作ってくるもののまったく上達が見られなかったり、雑誌とまったく作風が合わないと編集部内での評価が定まってしまったにもかかわらず本人はそのズレに気づかず投稿し続けて来る場合があります。その時には、本人のためにも、編集部内での評価を伝えて投稿先を変えるよう勧めることがあります。

 2)まったくかまいません。投稿は、自分を評価してくれる編集部(編集者)、自分に合った編集部に出会えるまで色々と当たってみましょう。

 3)新人賞のデータ整理上でいえば、統一してもらったほうがありがたいですし、選考する編集者たちにも名前を覚えてもらいやすいですね。実際のところ、投稿段階でのペンネームは、結果発表で本名を掲載されたくないという方以外にはあまり意味がありません。ペンネームを真剣に考えるのはデビューするときで十分です。

 4)各編集部の持ち込み規定に従ってください。人それぞれ事情はあるでしょうが、すべての方の事情をくみ取っていくときりがありませんし、一人だけを特別扱いする理由もありません。持ち込みが夕方までなのは、夜は担当作家との打ち合わせが入っていて、新人の持ち込みが受けられるのは昼間から夕方までだけだからです。持ち込みは結局自分のためにするものですから、どうしても投稿ではなく持ち込みをしたいならば、休暇をとって時間を作るべきでではないでしょうか。


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