【質問と解答】
Q:1)漫画家や編集者は多忙なイメージがあります。連載している作品があって大変なのに、次回作の準備(資料収集や取材など)の時間をどうやって捻出しているのですか? また、ある編集者さんとお話をしたことがあるのですが、その方は博識をお持ちでした。多忙なのにもかかわらず、どうやって知識・教養を増やしているのですか?
2)私は投稿の常連ではないのですが、「以前よりペンタッチが上手くなった、デッサンが向上した」というコメントをもらいました。編集部には毎月たくさんの投稿原稿が送られてくると思いますが、無名で実力もない私のような者でも作品を覚えていてくれるのですか?
A:1)資料収集や取材の時間は、必要だから作っているとしか言いようがないですね。時間はあるものではなくて作るものだということです。
知識や教養を得る方法は人それぞれです。通勤タイムや食事時間に読書をしたり、ネットのニュースサイトや有名ブログを巡回するのを日課としていたり、情報バラエティや報道番組、教養番組、ドキュメンタリーなどを片っ端からハードディスクレコーダーに予約録画しておいて飛ばし観したりとかです。ただ、個人の知識や教養の根幹は学生時代の趣味や活動にあります。たくさんの趣味や興味の対象を持っていれば、そこにさらに知識を積み上げていけますし、広げていくことも出来ます。
2)新人賞の選考では毎回たくさんの投稿作を読むことになるので、受賞でもしない限り名前は覚えられませんが、絵柄で覚えている方は案外いるものです。常連でもないのに覚えてもらっているのでしたら、絵柄や作風にそれだけの個性があるということではないでしょうか。
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