【質問と解答】

Q:よく投稿作品の講評で「一発ネタですね」と言う表現を使いますが連載でもない投稿作品って全て一発ネタだと思うのですが

A:一発ネタというのは、読み切りのネタということではなく、単に意表をつくことだけを目的とした思いつきレベルのネタのことです。夢オチなども一発ネタの一種と言えます。読み手の予測を超えた展開やオチであっても、期待に反したり満足のいく読後感が得られなければいい作品とは言えません。また、ストーリー漫画の一発ネタは仮に秀逸なアイデアであっても四コマ漫画やショートギャグのように同レベルのネタをたくさん出せるのか、それともまぐれ当たりなのか判断できないので、そのアイデアだけでは発想力の評価はしかねます。そういうわけで、「一発ネタ作品」は評価が低いのです。しかし、夢オチなどもそうですが、ネタ自体が悪いと言うことではありません。それだけに頼りすぎなのが良くないのです。他のネタと組み合わせたり、ドラマや演出に気を配ったりして、同じネタを使っても「一発ネタ作品」にならないようにしましょう。


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