【質問と解答】

Q:たまに雑誌で地方への出張スクールと言うのを見かけるのですが、あれって何人くらい集まってどんなお話を聞けるのでしょう? まず雑誌に原稿などのコピーを送って審査後(?)に場所など詳しい事を教えてもらえるようですが、雑誌を読むとA社とB社同じ日に同じ地方でスクールを開催するようです。これは同じ場所で部屋違いとかでやると言う事でしょうか?(偶然かもしれませんが、わざと日にちをあわせているようにも思えます)細かい事は記載してないので何とも言えませんが、せっかく地方で貴重なお話が聞けるチャンス! 無駄にしたくはありません。
 私はある雑誌で担当様とネームなどのやりとりをしていますが、もう一つの出版社にもかなりの魅力を感じています (投稿した事は一度もありませんが・・・)。それに、できればいろんな漫画家の方や会社の方の考え方などを聞きたいと思っています。でも、それにはまず最近描いた原稿を送らなければいけません(他社用に描いた物で今度スクー ルに出すやつです)。別に未発表の物のみとは書いてないので送ってしまっても大丈夫な気はしますが、これってどうなのでしょう・・・。どちらの出版社にも失礼になるのでしょうか? でも投稿者にも色々な選択をする権利くらいありますよね。紙の中での限られた情報以外にも知りたい事は沢山あります し、漫画家という大きな夢を目指すのだからこそ色々な世界(出版社)を見てみたい! 聞いてみたい! と思うのですが・・・。

A:出張スクールにもいろいろあって、単に地方での漫画持ち込み(完成原稿のみの場合もあれば、ネームでの持ち込みも可とする場合もあります)の場であるケースもあれば、持ち込みに加えて漫画家や編集者による講演もあるケースもあります。その場で持ち込まれた原稿を批評・指導するのであまり大人数ではないのが普通です。小規模のものだと5〜6人、大きいもので20〜30人というところでしょうか。後者だと複数の編集者が分担して原稿を見ます。出張スクールにはその地方のマンガ専門学校などが主催する場合もあって、複数の編集部、複数の出版社の編集者を同じ開催日に招待する形で行います。ご質問にある、A社とB社が同じ日に同じ地方でスクールを開催するというのは、もしかしたらそのケースかもしれません。  
 さて、出張スクールやその事前審査に、過去別の編集部に投稿した作品を持ち込んだり送ったりすること自体は問題ありません。しかし、これから投稿する作品で、現在の担当編集者と打ち合わせをして作った作品であれば、事前の持ち込みは控えてください。もし最新作で持ち込みたいならば、現担当と打ち合わせした作品でなく、出張スクールの雑誌向けに描き下ろした作品にすべきです。


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