【質問と解答】
Q:僕は今17歳でフリーターをしています。漫画の道を進もうと決断して高校へは行きませんでした。そして今年の4月に、某出版社に16Pのギャグ漫画を持ち込みに行ったのです。その時は自分を売り込もうと、漫画に対する気持ちや今までのいきさつなど延々と語りました。その時持ち込みを受けてくれた方が自分の担当についてくださいました。そして、「あなたには画力がまだなくこれからもっと描かなきゃいけないが、年齢からしてもまだまだ伸びる。また漫画ができたら持ってきて」と言ってくださいました。その2ヵ月後には32Pのネームと8Pの完成原稿と考え途中のプロットと中学生のときに描き溜めたものを持って持ち込みに行きました。8Pの原稿には「絵が白い」「スカスカだ」と言われましたが、32Pのネームには「主人公が何も乗り越えてない」と指摘されたものの、「少し直せば佳作は取れる」と言っていただきました。しかし、自分は原稿用紙に漫画を描くのが面倒くさいので原作としてやっていきたいと言ったところ、「原作をやるとしてもある程度漫画構成が必要だし、原作がしたいのなら小説家にでもなればいいと思う。でもまだできると思うんだよ。まだ頑張れる。ここであきらめるのは勿体無い。まぁ結局は自分が決めるんだけどね」と言っていただき、もう少し漫画を描いてみようと決断しました。その持ち込みの最後に、何年も担当が付かない人もいるのにどうしてこんな僕についてくれるんですか、と聞いたら、「そりゃ、面白いものを描いてきてくれると思っているからだよ」と言ってくださいました。そして今、「9月末に持ってきたやつを賞に回してみるから」と言われたので描いている途中なのですが、上記を踏まえて質問をしたいと思います。今までの経緯からして、担当になってもらったことは自分自身驚いています。賞に回してみるからといわれたことにも興奮します。今自分が置かれている立場はどういう立場なんでしょうか? ただの愛想で言っていただいているのでしょうか?
A:質問を読むと、その担当さんはあなたの持ち込みにかなり時間を割いてくれているようです。どうでもいいと思っている新人の持ち込みに愛想だけでそんなに時間を割くほど編集者は暇ではありません。本当にかなり期待をかけられているのだと思われます。今後もデビューに至るまで目をかけてもらえるか、それとも見放されるかは、あなたの努力次第です。せっかく目をかけられたのですから、その期待に応えてしっかりついていきましょう。
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