【質問と解答】

Q:私は今34歳です。ジャンプに投稿したいと思っています。そのジャンプで現在連載されている「漫画家を目指す少年」の作品でプロアシを続けている男のセリフで 「この年齢だとまともにネームも見てもらえないし」という発言がありました(そのキャラの年齢は33)。投稿するにあたり年齢というものは直接評価に影響があるものなのでしょうか。投稿作品をチェックする時に年齢を確認するのは作品を読んだ後なのでしょうか?　つまり投稿の際、「34歳?　少年誌に欲しいのは若手だし」といって年齢による先入観をもって読んだりするものなのでしょうか。編集者というと20代後半というイメージが強いのですが、自分より年上の担当はイヤだ、という理由で担当がつかなかったり担当がつかない=誰も支持しない=選外となったりするのでしょうか。

A:投稿者の年齢についての質問は過去に何度かありました。2003年5月13日、2006年2月7日、同8月9日の質問の回答をご覧いただければ、漫画誌全体を見渡せば年齢が上がるにつれて取り巻く状況は厳しくなるものの絶望的ではないことがわかると思います。ただ、今回具体的な誌名が出てきたのであえて言いますが、大手週刊少年誌では投稿者を年齢で足切りしている話は聞いたことがあります。おそらくあなたもその雑誌の新人賞受賞者の年齢を見れば想像がついていたことと思います。これは、各編集部員が自分よりも年齢が上とか下とかを気にしてのことではなく、編集部の方針だと考えていいでしょう。あなたの投稿作が連載陣の大半を上回るキャラクター性、絵柄、画力、ネームセンス、構成力を持っているという自信がなければ、その雑誌にこだわらないほうがいいのではないでしょうか。その雑誌の新人賞では投稿原稿の返却はしないので、落選したからといって他誌に投稿し直すこともできませんから。

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