【質問と解答】
Q:以前アシスタントについて質問させていただいた者です。先日、某有名月刊誌の先生あてにアシスタント希望の書類を送りました。送ってからだいぶ時間が経っていても何の連絡もないので、不採用だったということなのでしょうが、そこで質問があります。
その先生は年齢も経験も問わず、親切に指導します、と描いてありました。私は技術が未熟ながらパースもとれますし、修正やベタも相当丁寧にやってい ます。トーンの削り、ベタフラッシュ、効果線などのカットも送りました。また、その方の作品の指定されたページを模写して送る、という条件もついてたのですが、模写もペンの入れ方からパースまできちんと模写できたと思っています。未経験OKといっても、基本的な技術が必要なことはわかります。それでもダメだということは、やはりパースがとれようと、丁寧だろうと私の技術が相当未熟だからなのでしょうか。甘い世界ではないことは重々わかっているのですが、正直何がそんなにダメな のか分からなくなってしまいました。
技術以外で思い当たる理由も2つほどあります。1つ目に作業のスピードです。所要時間は背景+人物(街中)が14時間、先生の指定したページの模写が2枚あり、各12〜13時間かかっています。所要時間がかかりすぎでしょうか。もうひとつは、以前お答えで「仕事をやめるというのは、先生にとって重荷になるので、面接では言わないほうがいいでし ょう」といただきましたが、すでに履歴書に「仕事をやめる覚悟はできています」的なことを書いて送ってしまいました。私は社会人なので、仕事はやめなきゃ無理だろうと思いますし、意気込みとして書いたつもりなのですが、やはり重過ぎたのでしょうか。それとも、上記の理由関係なく単に私の技術が未熟すぎる、というだけなのでしょうか。また、再度練習を重ねて同じ先生にもう一度応募するのは無駄なことでしょうか?
A:アシスタント応募した結果、どう判断されたのか知りたければ、編集部に電話して担当編集者を通して聞いてみてください。ただ、応募の条件を満たしているからと言って必ずしも採用されるわけではありません。採用枠は一人か二人なのですから、そこに10人20人と応募があれば、上手くて若い人から順に採用されるのは当然です。業界全体ではアシスタントは不足気味なのですが、仕事の性格上1ヵ所の仕事場での募集定員は一人か二人と狭き門になってしまいます。ひとところにこだわらずいろいろなところに応募してみましょう。
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