【質問と解答】

Q:1）以前の質問で「少年誌・青年誌は別に〜」の質問に「持ち込みは編集部ご とに申し込んでください」とありましたが、編集部同士の連携というか関係性はまったく別の畑なのでしょうか?　例えば少年誌に投稿されてきた作品が青年誌っぽい内容だった場合、「少年誌(週刊)のウチでは無理だけど青年誌のほうにこの投稿作見せてやるか」 などといった編集同士で有望作家の紹介みたいなことはあるのでしょうか。または、少年誌で選外になった作品を他部署(青年誌や月刊誌)の方が見たり聞いたりそれによって「ウチで描かないか」等のおさそいをすることはあるのでしょうか？

　2）友人から聞いた話なのですが、描き込みが多い画風の人はじっくり描ける月刊誌向きだからそっちに回される…とか噂で聞いたのですが、本当ですか ?

A:１）基本的には投稿作品を他部署に回したりすることはありません。有望な新人はどの編集部でものどから手が出るほど欲しいので、多少雑誌と作風が違っても、まず連絡を取って「ウチ向きな作品が描けないか」と打診します。他部署の知り合いの編集者に紹介する場合でも、まず投稿者の意向を聞くのが普通でしょう。一度の応募で複数のチャンスを期待したい投稿者がいる一方で、他編集部に回されることを望まない投稿者もいますから。落選した投稿作を無断で他部署の編集者に見せるのは、個人情報保護の観点から望ましくありません。

　2)投稿段階でそんなことはありません。ただ、担当がついてしばらくやってみて、制作能力的に週刊連載がやはり不可能となった時、増刊専門（週刊誌は大抵月刊の増刊誌を持っています）になったり他部署の月刊誌に紹介されるということはあります。

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