【質問と解答】
Q:1)先日、とある雑誌の増刊でデビューしました。しかし、アンケートのほうはかなり残念な結果でした。ここで質問なんですけど、アンケートが悪かったりしたら担当さんに切られる ことはあるのでしょうか? ちなみに自分は二十代前半で、今の担当さんに面倒見てもらうようになって1年半です。
2)インターネットで自分の漫画についての感想を割と見かけたのですが、「インターネットでの感想=読者の声」として考えてもいいのでしょうか?
A:1)一度結果が悪かったからといって、それだけであなたの可能性を判断することはないでしょう。今回の反省を踏まえ、次回作に挑みましょう。ただ、担当レベルではなく編集部レベルではアンケートの結果という数字で判断しますから、次回作の掲載のハードルは高くなることを覚悟しなければなりません。次回作を企画会議に提出する際には前作との違い(作画の向上、作品内容の完成度、読者のニーズの分析等)をアピールする内容でなくてはなりません。また、雑誌にもよりますが再チャレンジは三度くらいが目安です。三度結果が出せなければ、他誌への投稿を勧められると思ってください。
2)インターネットの声というのは目立ちますので、それがイコール読者の声のような気になってしまい、ちょっとした批判でも絶望したり、高評価だと過大な自信を持ってしまったりしますが、数にしてみればほんの数名のコメントだったりするものです。アンケートでいえば、1000通の集計で一ケタの数字の増減は誤差といってもいいでしょう。もちろん、読者全体の意見ではないものの、その声の一部には違いないので、冷静に目を通せば参考にはなります。まあ、良きにつけ悪しきにつけ何かしらの反響があるというのは注目に値する作品ということで、何も言及されないよりいいことなのでしょう。ただ、あまり気にしすぎると繊細な人は描けなくなってしまいますので、編集者としては作者がネットで自分の作品の意見を見て回ることはあまりお勧めしません。
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