【質問と解答】
Q:担当付きを目指して投稿中の者です。 2008年の4月と2009年の4月の2回、同じ雑誌に投稿し、どちらも最終選考には残っていたのですが、何の連絡もなく1作品目の投稿から1年以上が経ちました。まだどちらの作品も返却がされていないので、編集部に問い合わせしてみたところ、「データ上ではうちの○○(名前を言ってました)が担当になってるはず。連絡は来ていませんか?」と言われました。もちろん連絡もありませんし、初耳です。その場ではとりあえず「また担当の者から連絡がいくと思いますので……」 という言葉を信じ、電話を切りました。それから1週間が経ちましたが、それらしい連絡はありません(一度自宅に東京からの着信があったようですが、出版社のHPに載っている番号とは違う電話番号でした)。そこで質問なのですが、
1)話したことも会ったこともないこの担当(?)の方に私は連絡をとってみるべきでしょうか。電話に出てくださった方の話では、私に担当がついたのは、1作品目のときであったようです。ということは1年以上、ほったらかしにされていたということなのですが……。
私はそのあとも、2作品目を同じ雑誌に投稿しているのです。その後も何も連絡がなかったのはさすがにおかしい気がします(もっとも、2作品目の結果発表から1ヵ月くらい後に知らない携帯電話の番号からの着信はあったのですが、今考えたらもしかしたら? とも思えます)。それに今では、その雑誌には合ってないんじゃないかと思うようにもなっており、もうその雑誌には送らないつもりでいたというのもあるんです。投稿した雑誌の掲載作はほぼファンタジー作品で、私が描いているのはファンタジー色のまったくないほのぼのとした青春ものという感じです。なんにせよ、ずっと放置されていたということはその程度だと思われていたわけですから、今さら連絡を取っても……、という気がしてなりません。
2)もしこのまま連絡がなく、こちらからも連絡をしなければ、作品が返ってくることはありませんか? 担当さんの話は置いておいて、とりあえず作品だけは返してほしいです。もし、私の原稿が担当預かりになっているとしたら、このまま待っていては返ってきませんよね? となると、この担当になっているという方に一度は連絡を取らなければならないでしょうか。
3)その担当の方に連絡を取るとしたらどの番号に電話をしたらいいでしょう か。その出版社では用件ごとにかける番号が違っていて、「持ち込み、漫画大賞について」「発行物の内容について」「乱丁などについて」などでそれぞれ番号があります。とりあえず「持ち込み、漫画大賞について」の番号にかけ、担当だという方の名前を言ったらいいのでしょうか?(名前はメモしたのでわかります)
4)出版社からの連絡がある場合、どういった番号でかかってくるものでし ょうか? あと、こちらが不在だった場合、留守電にメッセージは残してくれないのでしょうか。 私の自宅では電話に相手方の番号が表示されるので、だいたいの知らない番号や「0120」からの番号、「非通知」は無視していました。何か用があるならメッセージを残すだろうと考えていましたし、だいたいがセールスの電話だからです。東京からの着信には気をつけるようにしていましたが。もしかしたら、連絡はしていただいていたのに、こちらが出ていなかっただけかもしれないので……。そう考えると申し訳なくもなります。長くなってしまったのですが、もう何もかもが初めてでどうしていいかわ かりません。 ご意見下さればうれしいです。
A:1)あなたの中ですでに結論はでているのではありませんか? 自分の作風、描きたいものが雑誌に合っていないと感じ、すでにその雑誌に興味を失っているのでしたら、あえてその「担当さん」と話す必要はないでしょう。ただ、少しでもその雑誌に未練があるのでしたら、「担当さん」のほうにも連絡が取れなかった事情があったのかもしれませんから、あなたのほうから連絡を取って話し合ってから今後どうするか判断してはいかがでしょうか。
2)あなたの言うとおり、原稿は担当預かり扱いになっていると思われますの で、黙っていれば原稿は返却されません。その「担当さん」でなくても構いませんので、編集部で電話に出た編集部員に対応を求めましょう。その際、その方の名前を聞いておいて原稿返却の窓口になってもらってください。
3)「〜編集部」名義の番号が記載されていなければ、「持ち込み、漫画大賞について」の番号でいいでしょう。おそらく編集部の持ち込み・投稿受付専用番号だと思われます。出版社の代表番号にかけて編集部を呼び出して貰ってもいいです。ですが、最初に編集部に問い合わせをしたのではなかったですか? その番号でいいんですよ。受付嬢もしくは電話に出た編集部員に、編集部名(雑誌名)と担当者名、自分の名前と用件(新人賞で担当についた方に連絡を取りたい旨)を告げてください。
4)初めての方に連絡するときは通常、編集部から電話します。しかし、その時の仕事の状況によっては自宅や携帯から電話せざるをえない場合もあるかもしれません。「非通知」設定については、私が以前いた編集部が引っ越しをした後、電話がデフォルトで「非通知」になっていたことを作家から知らされびっくりしたことがあります。セキュリティ上の理由からだったのか回線再設定時のミスかは結局わかりませんでしたが、編集部で苦情を申し立てて通知設定にしてもらいましたが。まあ、そういうこともありますので、発表の時期はなるべく電話に出たほうがいいかと思います。それはともかく、留守電にメッセージを残さなかったり、再度かけ直したりはしなかったことから、あまり熱心に担当したいとは思われていなかったことは確かでしょうね。
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