【質問と解答】
Q:今、投稿用に漫画を描いているのですが、ふと手に取った漫画と偶然アングルが同じで、しかも縦割りのコマがあって、自分はそれを見て描いているわけじゃないけれど、著作権の問題が厳しいこの現在、なんか怖くな り、投稿用のその1Pをボツにしました。著作権というのは一体どの程度から訴えられたりするのでしょうか。今回のように、本当に偶然似たようなコマが出てきたりすることってあると思うんです。この世の中にはたくさん漫画がありすぎて、似たようなコマ、人物って出てきちゃうと思うんです。髪型のバリエーションだって、そんなに斬新じゃないものだったら似てきてしまうと思いますし、どういうのを基準として著作権というものは動き出すのでしょうか。本人には全くマネした事実はない、その上その作品を今までに読んだことがないのに……というのは認めてもらえるものなのでしょうか。正直漫画を描くことが怖くなってきました。著作権に怯えすぎるのは変ですか……?
A:著作権についての意識をちゃんと持って創作に臨むことは大切です。ですが、意識的に無断使用・盗作・盗用をしたのでない限り、新人賞の投稿作品ではあまり過敏にならなくて結構です。雑誌掲載作品で今回のように迷う事例があれば、担当編集者に相談してください。編集者も判断に迷う事例も多々ありますが、大手出版社には法律問題、表現や著作権について検討し、指標を示したり問題が起きた際に対処する専門の部署がありますし、弁護士に相談することもできますので、担当編集者を通してそれらの専門家に判断を委ねましょう。
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