【質問と解答】
Q:小5漫画家志望です。道具で『なくてもいいけどあれば便利』という道具とその値段をお願いします。
A:なくてもいいけどあれば便利という基準があいまいで、答えにくい質問ですね。スクリーントーンも、1枚数百円程度でもすべての柄を揃えようとすると何十万もかかるのでほとんどの方は最低限の種類しか使ってませんが、いろいろな柄があれば確かに便利です。パソコンや、スキャナ、プリンタもデジタル作画する人でなくても様々な加工をしてアナログ原稿に利用できます。そのように考えていくときりがないので、比較的身近で安価なものを数点挙げておきます。
[トーンナイフ]スクリーントーンを切ったり削ったりする時に使います。通常の折り刃式の小型カッターでも十分使えますし、そちらを愛用するプロの方も大勢いますが、トーンを切るにはやはり使いやすいです。400円くらいで す。
[楕円テンプレート]楕円を描くのに重宝します。ただし、必要な角度(楕円の形)・大きさの物を揃える必要があり、1枚1000〜2000円くらい、セットだと2万円前後と少し高額になります。
[烏口コンパス]2本の刃の間にインクを吸わせて使うコンパスです。円を描くには円定規(円形テンプレート)を使う方法もありますが、自由な大きさの円を描くのには欲しい物です。2800〜4500円くらい。また、ペン軸そのものをコンパスに固定して使用するクリップコンパスやマルチコンパスといったものもあります。それは700円前後からあります。
[トレース台]下からライトを当てて原稿をトレースするものです。写真から背景イラストを起こすほか、下絵を別の紙に描いてペン入れで原稿用紙にトレースするなどの使い方をします。大きさ・光源により価格は様々です。漫画用としては1万〜4万くらいの価格帯の製品が適当です。
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