【質問と解答】
Q:よく絵を描くときに奥行きがないと言われます。奥行きとはどう言う意味なのでしょうか?
A:絵で「奥行きがない」という場合は遠近感が乏しいことを指します。絵に奥行きが出ないのは遠近法を用いて描かれていないからです。漫画を描く上で学んでおきたい遠近法には、一点透視、二点透視、三点透視といった透視図法 (パース)を用いるものと、空気遠近法があります。パースは簡単には説明できないので技法書を読んで勉強してください。『パース! ーマンガでわかる遠近法』(マール社)が入門書としてはお薦めです。空気遠近法は、距離が遠くなるほど輪郭がぼんやりとして青みがかって見えるのを利用して遠近感を出す絵画表現方法です。近くの物はディテールをきっちりと描き、遠くの物はディテールを省略し、輪郭線も細く(あるいは輪郭線自体省略)することで遠近感を出します。
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