【質問と解答】

Q:持ち込み者の年齢が30代だった場合、編集者の方にもうその時点で本気では対応もらえないのでしょうか?
その先、努力をしていっても、『年齢が高い』という理由で認めてもらえないのですか?
青年誌や女性誌以外では、挑戦する事も無駄になってしまうのでしょうか?



A:このコーナーで理想論を語っても仕方がないので、現実的な話をすると、週刊少年誌や小学・中学生向け月刊少女漫画誌では30代の投稿者はまずその時点で弾かれると考えたほうがいいです。10代や20代前半ならば、これからの伸びを加味して将来性を買うこともできますが、同じレベルの作品なら30代・40代だとその年齢でこの程度なのかと見てしまいます。
週刊少年漫画誌や少女漫画誌の主戦力となる作家の年齢層は20代〜30代です。それ以上 だと継続して雑誌の第一線で読者と向き合い続けていない限り10代の読者との感性のズレがどうしても出てきます。デビュー前ですでに30代では、それから連載できるようになるまでに育成するとなると遅すぎるのです。今のあなたの力でいきなりその雑誌で連載してアンケート3位以上、コミックス初版20万部以上売れる自信があるなら試しに持ち込んでみてもいいでしょうが、そうでない限り投稿も持ち込みもまず無駄だと考えてください。
青年誌、女性誌ならば、絵の技術が多少稚拙だったりアクの強い絵だったりしても、内容が人生経験や知識が反映された厚みのあるものならば読者が受け入れてくれますので、十分評価の対象になります。
また、萌え系やファンタジー系の雑誌ならば 「少年〜」とか題されていても週刊少年誌ほど年齢の壁は高くはありません。絵柄や作風がその手の雑誌に向いていればそちらを目指す手もあるでしょう。

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