【質問と解答】

Q:僕は今大学生で、編集者の方に担当についてもらっている投稿者なのですが、作品を描いてる途中で「キャラが弱い」「少年誌っぽくない」「テーマがない」などと自分でボツを出してしまい、中々作品が完成しません。大学生になり時間に余裕ができてしまったため、作品を見直す時間が増えてこのようになってしまったのだと思います。担当がついていると言っても、まだネームの段階で見て貰えるようなレベルではなく、原稿でないと取り合ってもらえません。そのため、自分が途中で「この作品は駄目だ」と思ってしまうと、時間をかけてペン入れをしてトーンを貼るのも気が滅入ってしまいます。漫画家を目指す者として根性がないと言われてしまうとそれまでなのですが、プロの皆さんはネームの段階で「これはいける！」と思った感情を、作品が完成するまで持ち続けているものなのでしょうか？




A:編集者というよりも漫画家さんに聞いたほうがいい質問ですね。ですが、プロの方の多くは作画段階で迷っている余裕はないと思いますよ。作画しながら、部分的に演出や構図、台詞を変更したりする方はいますが。
　あなたの場合、作画の途中で迷いが出るのは自分のネームに自信がないからではないでしょうか。担当さんにネームを見てもらえないのでしたら、友達や家族に読んでもらって感想を聞いてはいかがでしょう。細かい分析までしてくれる人は少ないでしょうが、単純にストーリーが面白いか面白くないか、キャラクターが好きか嫌いかなどといった、大抵の一般読者の素直な感想を知ることはできます。そこでさらに、あなたが気になっていることがあれば、それについての感想や意見を聞いてみてください。読み手の反応を確認して自信が持てれば、迷うことも減るでしょう。

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