【質問と解答】
Q:資料の著作権についての質問です。以前の【質問と回答】で、『衣装やアクセサリーを漫画に描くことが著作権侵害にあたるかどうかは、それが大量生産された「工業製品」であるか一点ものの「著作物」であるかによって判断されます』というのを拝見しましたが、古い洋館の写真集に載っているような古い家具や調度品は「工業製品」、「著作物」どちらになるのでしょうか? アシスタントの仕事で写真集(資料集?)の室内写真内に写り込んでいる様々な物を資料にして作画するのですが、著作権のことが常に気がかりです。
A:著作権の有無は個々のケースによって異なりますので、判断に迷ったら担当編集者に相談してください。あなたの場合は、アシスタント先の先生から担当さんに確認してもらえればいいでしょう。 担当が未だいない投稿者の場合は、判断が微妙なケースではとりあえず描いてしまってよいと思います。受賞して掲載が決まったら、その時点で編集者に相談してください。場合によってはそのシーンを描き直す必要も生じますが、その程度のリスクは甘受してください。そのように事前に編集部サイドに話を通しておけば、万が一の場合も自分で責を負わずにすみます。
基本的にはアンティークの家具や調度品は高価なものであっても大半が工業製品と解しても問題ないと考えられます。ただし、前述したように著作権については個々のケースによって判断が分かれますので、絶対と言うことはないと思っておいてください。また、写真集を参考資料にしているのであれば、(アシスタント仕事をしているのであればわかっているとは思いますが)写真の著作権にも気を配らなければならないということを付け加えておきます。
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