【質問と解答】

Q:先月、少女誌に4コマ漫画を持ち込みました。持ち込みは初めてです。設定やキャラ達が良い、ネタも面白いが、絵柄が子供っぽすぎて合っていないと言われました。以前はその雑誌より読者年齢層が低い雑誌に投稿していたので、自分でも気になっていたところでした。ネタの構成のアドバイスや、セリフをもっと省く、当たりをもっと大きく描く等の細かい指導もしていただき(私からたくさん質問をしたからですが)、大変勉強になりました。作品の題材はこのままで、絵柄をもっと大人っぽく変えて賞に投稿してください、とのことでした。
 このコーナーの以前のご回答で、編集者の対応4種を拝見しましたが(1.漫画賞への応募を勧められる。2.作品の改良点を指摘され、再度の持ち込みを求められる。3.作品に関してはボツ。次回作の持ち込みを勧められるが、具体的な指示はなし。4.うちの雑誌には向かないと言われる)、私の場合、どれに当たるのでしょうか? 内容はわりと褒めていただいたと思うのですが、「パッと原稿を見た時に絵柄が雑誌に合ってないという印象を強く持ってしまったので、現状なんとも言いようがない」というようなことを仰られていて、好感触なのかそうでないのかよくわかりません。
 今現在、アドバイスしていただいたことに注意して、絵柄を大幅に変えて作画をしています。投稿してくれと言われたのですが、変えた絵柄が合っているのか不安なので、もう一度持ち込むつもりです。その際、以前アドバイスしてくれた編集の方に見てもらったほうがいいのでしょうか? それとも名刺を渡されたわけでもないのに指名などしてはいけないのでしょうか?




A:持ち込みを受けた編集者の対応としては、2)にあたります。好感触と判断していいでしょうが、名刺を渡されなかったのが気になりますね。単に渡し忘れたという可能性もありますが、雑誌に合わせた絵柄で描けるようなら高評価、合わせられなければ見込みなしと、絵柄次第で評価が大きく分かれるということではないでしょうか。投稿前に変えた絵柄を見てもらうというのはいい考えだと思います。新たな絵柄を作るので、1パターンだけでなく、まずは何パターンか描いて感想を求めてください。名刺をもらっていないということを気にしているようですが、やはり最初に応対してもらった編集者に判断してもらうのがいいと思いますので、ダメ元で持ち込み相手を指名してみましょう。ダメ元でとは言いましたが、スケジュールさえ合えば必ず対応してくれるはずです。

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