【質問と解答】

Q:先日、某青年誌の新人賞で下位の賞を頂きました。とても気に入っていた設定で、担当になって頂いた方と何度か打ち合わせをし、投稿作品もページ数を減らし、続きの話も2作描きましたが、「もっと雑誌のカラーを意識して」とボツになりました。正直言うと別の雑誌のほうが自分のカラーに合っているかもと思っていたのですが、「何でもあり」「カラーに合わなくても俺が雑誌を変える位の気持ちで」等の賞の募集の謳い文句に惹かれたのと、審査委員長を務める尊敬する先生に見て頂きたかった、という気持ちがありました。新しく書いたプロットも「うちの雑誌っぽくない」と大半はボツになり、2週間後にプロットから生き残った2本のネームを作ってくださいと指示を頂いたのですが、正直心が折れる寸前で、頭の切り替えが上手くいきません。万が一ネームが通って代原になっても、単発読み切りならまだしも、続きを描き続ける自信がありません。単行本にならないのが自分で分かるので、申し訳ない気持ちもあります。そこで質問ですが、

1)ネームを切る前にきちんと話して「しばらく雑誌について考えたい」と言ってしまうべきでしょうか? それとも今回はネームをきちんと切って、これ以降は別の雑誌にも持ち込んでみたいと話すべきでしょうか? 私は別の雑誌の編集さんを知りませんから、正直怖い気もします。

 2)賞に出した設定と主要キャラクターで全てのページを書き直した物を別の雑誌に持ち込むというのは、規定の「未発表の作品に限ります」という条項に引っ掛かるでしょうか?




A:1)自分の迷い、悩みを担当さんに正直に打ち明けてざっくばらんな話をしたほうがいいですね。担当さんも、あなたがそこまで思い詰めているとは気づいていないと思います。互いに言葉足らずなまますれ違いが続いてここまできたのですから、その雑誌で描き続けるにしろ完全に他誌に乗り換えるにしろ、とことん話し合ってすっきりさせたほうが後悔がないでしょう。

 2)設定とキャラクターが同じでもストーリーが異なり、作画も新たにすれば、それはずでに新しい作品です。問題ありません。

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