【質問と解答】

Q:少女漫画志望です。線画練習をしているのですが、B4の投稿サイズは雑誌サイズにされると(ジャンプやマーガレットなどの通常雑誌サイズ)何パーセント縮小されますか? 今自分はデジタルで練習しています。線画も縮小されることにより、太くなってしまうと聞いたことがあるので、研究中です。少女漫画だとどのくらいのサイズが適用されるのかまだわかりませんが、大体Gペン、丸ペンだとどのくらいのサイズが適用されているのかわかりますでしょうか。




A:B4の漫画原稿用紙に描いた漫画は通常のB5判の漫画雑誌に掲載される時は約83パーセントに縮小されます。また、基本的には縮小されることで線が太くなることはありません。ただ、薄く細い線はそのまま縮小して印刷するとかすれたり消えたりするのですが、そうした線を無理に見えるようにしようとすると全体が濃く印刷されて線が太くなることはあります。ただ、印刷用の版を作る段階で線のかすれ具合を見極めながら線の太さが極端に変わらないように製版してくれますので、さほど心配しなくて大丈夫です。線の太さの変化に関してはむしろ雑誌の用紙によるところが大きいと思われます。雑誌によって用紙は異なりますが、多くの雑誌では単行本より質の低い紙を使用していますので、線が太めに印刷される傾向があります。これは単行本(コミッックス)の用紙では大抵解消されますし、複数の作家が同時掲載される雑誌と異なり個々の作家の線の特徴に合わせて印刷濃度の調整も可能です。ですから、作画で線の太さに特に神経質になる必要はありません。