【質問と解答】
Q:今まで10作以上投稿してるのに最終選考にすら残りません。学生時代に描いた最初の3作連続で落選し、何が悪いのか分からないためアドバイスをもらおうと4作品目を3社に持ち込みしました。2社からテーマが分かりにくいと言われ1社からは面白いと言われたので投稿するも落選しました。その後10か所ぐらいの雑誌に持ち込みを繰り返し、線が細いと言われ線を太くし、キャラが弱いと言われキャラを個性的にし、11作目でコマ割りが小さいがクオリティーはウチの雑誌にしてはメチャクチャ高い方ですと言われましたが落選しました。もう歳も29になり、現在は半ば諦め地元で正社員になりましたが、年に4作品は描き持ち込みはせずに投稿をしております。来年には結婚も控えてるのでこのまま描き続けても良いものか迷っています。
A:投稿先をあちこちに変え過ぎたのが敗因かもしれません。出版社ごと、雑誌ごとにカラーが異なりますから、他誌で受けたアドバイスンによる改善が他では通用しないということもあります。せっかく持ち込みをして評価してくれる編集部をみつけたのなら、一度落選しようとそこにとことん食らいつくべきでした。評価してくれたのなら名刺をくれたでしょうから(あちらからくれなかったら駄目元で頼んでみましょう)、その方宛に相談に乗ってもらえばそのまま担当になってくれることもあります。ただあなたの場合、30歳近くになりデビューのハードルは高くなっていますし、一方で安定した職を得て結婚も控えられているとのことで、これから先の見えない不安定な漫画家を目指すというのは厳しいものがあります。今は作品発表の場も商業誌に限りません。漫画を描き続けていきたければ、仕事の傍らマイペースで同人活動をするという考え方もあります。結婚相手の方とも相談しつつ、自分自身の判断で選択してください。