【質問と解答】

Q:小さい頃から漫画家になるのが夢で週刊少年ジャンプに持ち込みしたいと思ってました。でも、近頃週刊少年ジャンプでは腐女子対策というものがあると噂でよく耳にします、ジャンプの作家陣はほとんどが男性です、自分は女なのですが作画はどちらかというと同人で描かれるような絵柄だと思います、自分はジャンプに持ち込みすることが夢だったのですが、最近の噂も聞いていて持ち込みしずらいのです、やはり少年誌には男性の方が女性より良く見られるのでしょうか。女性だからという理由で見方が変わってくるものなのでしょうか。




A:「腐女子対策」というのをあなたは勘違いしてはいませんか? 先頃噂に上ったジャンプの「腐女子対策」というのは、「腐女子=BL愛好者」にいたずらに媚びることなく本来の「少年向け」の作品作りに立ち返ろうという原点回帰の読者方針を指します(あくまでネットの噂なので、本当に編集部がその方針を作家に指示したかどうかは知りません)。ですから、女性作家の起用を制限しようということではないので、誤解のないようにしてください。ジャンプの連載陣のほとんどが男性作家なのは、少年漫画誌としては「少年」を主人公として描くべしというジャンプの基本方針があるからでしょう。少年の気持ちは女性よりも男性のほうが理解し描きやすいことから、結果的に連載陣が男性作家に偏ったということです。もちろん、少年誌である以上、投稿人口も(推測ですが)男性のほうが圧倒的に多いということもあるでしょう。従って、女性だからといって持ち込みや投稿を躊躇することはありません。むしろ女性であることを生かし、例えば女性的な観点でキャラクターを掘り下げることなどができれば、多くの男性投稿者よりも目立てるのではないでしょうか。