【質問と解答】
Q:S社に持ち込みをしました。他の出版社で描かせていただいたものや、K社のセミナーでA賞をとったものなどを持っていって見てもらったのですが、S社の編集さんは「とりあえずネーム描いて。送ってもらえたら見るよ」とは言ってくださったものの、名刺も貰えずあまり好感は得られていないような感じでした。それでもずっと憧れだったS社に食いついていくか、好感触を得て声をかけていただいたK社に投稿を続けるか迷っています。やはり今後を考えると好感触だった編集部を選んだほうがいいでしょうか? ふと見ると、奥で同じくアポイントをとっていた子が控えていて、「それじゃ、上の階で話そうか〜」と下の階の対談室ではなく別室で打ち合わせがあるのか案内されていました。別室に案内されてお茶を出してもらえるとかでしょうか? もしかしたら、もう既にデビューした子かもしれませんが。
A:別室に案内された方のことは考えなくていいです。質問文から察するに、デビュー前かデビュー後かはわかりませんがあなたが考えたように担当作家なのでしょう。お茶の件(笑)も全く関係ありません。事務の女性の手があいていれば気を利かせて出してくれることもありますが、初回の持ち込みでは「編集部の客」扱いはしないので、編集者は基本お茶出しの指示は出しません。今後のことについては、実際にS社の編集者と相対したあなた自身の感触で判断してください。名刺に関しては渡し忘れということもありますが、持ち込み時の相手の編集者の表情や口調をよく思い起こしてみてください。あなたとあなたの作品に関心を持ってもらえたかそうでないかはわかるはずです。そこで感触が良くなかったという印象でしたら、今までの作品とは絵もストーリーも格段に上のものを送らない限りあなたに関心を持ってもらえる可能性はないでしょう。