Q：現在月刊誌で連載させて頂いています。アンケート結果も安定していましたが、自分も気に入った話で担当編集が今までで一番面白いと言って下さった話が人気が取れず、雑誌のアンケートでも下の方の順位だった事がありました。このままでは打ち切りになってしまうからと担当編集と話し合いをしています。しかし、それからは自分が面白いと思ったネームを没にされ、担当編集が納得いくまで書き直す日が続いています。一度人気が悪かった経験から、どこまで担当編集を信用すれば良いのか分からなくなっています。

A：アンケート順位が悪かったことで、ネームにもっと厳しくならなければと担当さんも焦っているのではないかと思われます。また、あなた自身も自分が気に入っていた話の回の順位が予想外に悪かったことで自分の感覚に自信が持てなくなっているのではないでしょうか。そのため、面白いネームだと思っていながらも、納得できないまま描き直しに応じ、担当さんへの不信感を募らせているのではないかと考えます。そこで、一度、担当さんと一緒に作品について分析し直してみることをお勧めします。アンケート結果が安定していた時期は作品のどこが読者に支持されていたのか、自分も気に入っていて担当さんも今までで一番面白いと評価した作品がどうして支持されなかったのか──それを分析した上で、今の作品の方向性はどうあるべきかについて担当さんとの意思統一を図りましょう。互いに定めた方向性がぶれない限り、それに応じたネームの直しであれば、求められても納得がいくはずです。