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【質問と解答】
Q:A社で二年間WEB漫画を描いていましたが、担当編集との関係が悪くなったりしてコミックスを出させてもらえませんでした。編集も半ば相手にしないような態度になってきたため、あきらめて他社で描くようになりました。それでも、WEBでの売り上げが伸びていたせいか、それとも何かあったときの補欠のためか定かではありませんが、A社の編集部からは切られていません。他社で仕事をする際に、A社の編集部には「しばらく他社で名前を売りながらスキルアップしていきます」ときちんと話したせいもあるのでしょう。その時には、「よい方面でお仕事決まってよかったですね! 単行本を出したり、雑誌に掲載するようになったら教えてください! 買いますよ!」と明るく見送られました。ちなみに、同じようなセリフをコンペに参加したものの仕事にならなかったB社からも言われました。もちろん、お世話になった編集さんには功績をお伝えしたいですし、成長しましたよというご報告だってしたいです。ですが、編集さんにとってはこういったご報告は迷惑でしょうか? 別れ際のセリフは社交辞令なのかなあという思いもあり、少し心配しています。作品が掲載されるたびに毎回報告するのはさすがにちょっとしつこそうでやりませんが、初めてコミックスを出す時ぐらいはご報告してもいいものでしょうか?
A:確かに社交辞令半分のセリフでしょうが、少しでも一緒に仕事をした作家の成長や成功を願わない編集者はいません。初コミックスの報告はぜひしてください。そうした気持ちを受け止めること自体うれしいものですし、それが新しい仕事につながる可能性もありますから。