【質問と解答】

Q:正面の会釈やお辞儀が上手く描けません。資料を見ながらなら簡単なのですが、自力で描く事が出来ません。正直立っている人を上から見下ろした構図で描くより難しいと思うのですが。まだ、お辞儀は首の角度が胴体と同じで描きやすいのですが軽い会釈だと首の角度と胴体の角度が違ってアタリの線が凄く多くなってしまいます。このポーズが描けないと、正面での座りや走る動作も一切描けないと思うので絶対に自力でマスターしたいのです。どうすればいいでしょうか。


A:資料を見ながらだと描けるのですね? であれば問題ないのではないでしょうか。最初から資料なしで難しいポーズを描ける人はいません。日常的によくする動作やよく見かけるポーズも、意識しないと案外ちゃんと観察していないものです。普段から意識して人の動作やポーズを観察する習慣をつけるといいでしょう。じろじろ見つめると失礼ですし下手をすると因縁をつけられかねませんから、相手に悟られないようにさりげなく見るようにしてください。難しいポーズやあおり・俯瞰など普段あまり目にすることのない構図の場合は家族や友人にポーズをとってもらってデッサンをしたり写真に撮ったりしましょう。また、実際の人物のポーズを絵への落とし込み方がわからない時は、プロの漫画作品を参考にするといいでしょう。あなたが苦手としている挨拶やお辞儀のポーズを正面から見たところも、探せばあるはずです。