【質問と解答】

Q:ウェブ漫画サイトで連載会議に出すネームと企画書を提出するように言われ、担当と連絡を取りながら三話分のネームと企画書を提出しました。それを見た担当は「面白いですね」と言ってくれたのですが、いざ連載会議に出すと編集長からの指摘を受けたのでしょう、担当がころっと意見を変えて否定的になりました。その時の理由が「ネームは面白いけど、誰が何をする漫画なのか分からない」でした。そこから二人で連絡を取り合ってOKの出る企画書を仕上げてから改めて会議に出してもらうことにしてもらったのですが、どこがどう分からないのか尋ねても抽象的な言葉で返され、ラストまでのあらすじを企画書に記載しても「分からない」の一点張りで、挙げ句の果てには担当が勝手に会議に出して「ダメでした。もうこの企画は厳しいです」と言ってきました。ダメな理由も変わらずでした。ラストまでのあらすじを読んで誰が何をする話なのか分からないなんてことがあるのでしょうか。ただ編集長の好みに合わなかっただけでしょうか。それともこちらの企画書が不十分だったのでしょうか。

A:担当編集と編集長の作品の好みが異なったり、求める作品水準やカラーが異なることはありうることです。ただし、駄目出しの理由や修正の方針を明示できないのは、担当編集の力量不足としか言いようがありません。結局、担当さんも編集長に駄目出しされた理由がよくわかってないのではないでしょうか。理由がわからない以上、あれこれ考えても無駄でしょう。その担当さんとの付き合い方も考えたほうがいいかもしれません。